東日本高速道路 北海道支社 札幌管理事務所 様

事務所全体でのスムーズな情報共有を実現
広い大地の防災・危機管理の対応強化を支援

開通50年を迎えた北海道高速道路の道東道4車線化事業・リニューアル工事の推進、防災・危機管理の対応強化の一環となる管理事務所の再編に伴い、札幌管理事務所様は札幌JCTが拠点ICに変更となり、2021年7月に新社屋に移転されました。
今回、当社からは施設の要となる防災対策室をはじめとして、各部屋の音響・映像システム、誰でも使える運用・操作環境などをご採用いただきました。

東日本高速道路 北海道支社 札幌管理事務所 外観

3階 防災対策室 55インチ15面のマルチディスプレイでは、「マルチウィンドウパス」により複数映像の自由なレイアウトが可能

3階 防災対策室 55インチ15面のマルチディスプレイでは、「マルチウィンドウパス」により複数映像の自由なレイアウトが可能
GPS車両位置管理システムや道路上のカメラ映像、パソコン映像、ウェザーニュース、テレビなどの映像を表示し、状況に応じた必要な情報を共有できる

  • 課題

  • 必要な情報の一斉確認と災害対策室以外でも
    同じ情報を共有することによる意思決定の迅速化

移転前は一つの情報表示に対し一つのディスプレイが必要となっており、情報の数だけディスプレイが設置され、壁掛けやデスク上の小さな画面を凝視して情報を確認していました。さらに、室内は機器が溢れ、整理するのも困難でした。特に緊急時には各ディスプレイを見るために人が密集し、時には大きな声で情報を伝達するという状況もありました。

今回の新管理事務所では、普段は必要のない機器を2階の通信機器室に設置し、3階の防災対策室には機器は配置せず、すっきりとしたスペースをつくり、かつ複数の情報を大画面で表示し、一斉に共有ができることを目的としました。他事務所にはあまりない機能としては、防災対策室以外の4つの部屋における映像共有や任意の映像を選択して館内テレビ共聴3チャンネルに送信できるようにしたことです。事務所全体としての情報共有、さらに密を避けた対応も可能になりました。

3階 防災対策室のマルチディスプレイ操作用のタッチパネル

3階 防災対策室のマルチディスプレイ操作用のタッチパネル
主電源のON/OFF、表示パターン切り替え、出力映像切替、音量調整などがタッチ操作で可能

(左)[改修前] 複数のディスプレイやパソコンを使って状況を確認していた/(右)[改修後] 「Solstice Pod」によるワイヤレスでの情報表示も可能

(左)[改修前] 複数のディスプレイやパソコンを使って状況を確認していた
(右)[改修後] 「Solstice Pod」によるワイヤレスでの情報表示も可能

災害対策室以外の4つの部屋(所長室・副室・防災対策会議室、サポート北海道)では、タッチパネル操作で4分割映像または1画面映像の表示が可能。

  • 3F 執務室 各席から情報を確認しやすいよう43インチ9台のディスプレイを設置
    3F 執務室 各席から情報を確認しやすいよう43インチ9台のディスプレイを設置

  • 2F 会議室 150インチスクリーンと可搬型のディスプレイで視認性の高い情報共有
    2F 会議室 150インチスクリーンと可搬型のディスプレイで視認性の高い情報共有

  • 各所にサイネージを設置し情報共有を強化
    各所にサイネージを設置し情報共有を強化

  • 3F 副室 可搬型85インチディスプレイ
    3F 副室 可搬型85インチディスプレイ

  • 3F 防災対策会議室 置き型85インチディスプレイ
    3F 防災対策会議室 置き型85インチディスプレイ

Information

東日本高速道路株式会社

https://www.e-nexco.co.jp/

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