KDDI株式会社
KDDI 様
発信を止めない“実験場”
つなぐ力を進化させ、共創を広げる
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KDDI様は、「TAKANAWA GATEWAY CITY」に本社を移転し、2025年7月1日にグランドオープンを迎えました。
全社員が自由に利用できるコラボレーションスペースや、グループ会社との連携を促進するコワーキングエリア、仕事の合間に食事や交流ができるカフェ・食堂エリア、パートナー企業との共創を推進するエリアなどを構築。活発な交流を促し、アイデアやイノベーションの創出を推進しています。本社を起点として「未来をつくる仲間とつながる。」に挑戦するとともに、高輪での取り組みを日本全国に、将来的には世界に拡大することを目指されています。
13F Lounge (左)163型×横2面LEDビジョン、(右)60型×4面マルチディスプレイ
大画面はもちろん、複数の映像をさまざまなパターンで表示できる大型映像装置、スペース内のどの位置でも聞きやすい音声を提供する音響システムなど、タッチパネルで簡単に操作ができるよう総合的に環境を構築
KDDI様が推進するサステナビリティに関する取り組みに連動し、当社もシステム導入時から環境への配慮を重視しました。梱包材の削減や消費電力の低減に努めるとともに、システム構成のシンプル化により、製造から廃棄までの省資源化と故障リスクの低減を実現。
さらに、使いやすさを追求した操作環境と運用サポートにより、長く安心して利用できる持続可能なシステムを構築しました。
コラボレーションスペースやコワーキングエリアなどにシステムを採用いただき、共創の推進を支援しています。
スカイロビー 160インチ相当クリスタルLEDでブランドイメージを印象づける
KDDI株式会社 総務部
オフィス戦略グループ
コアスタッフ 山本 氏とコアスタッフ 阿部 氏のお二人にお話を伺いました。
広い空間でも視認性とインパクトを両立
人を自然と惹きつける空間が新たな交流と発信を生む
-新本社のコンセプト、課題・要望について
「つなぐチカラを進化させ、ワクワクする未来を発信し続ける、Connectable City」が新本社のコンセプトです。生産性や効率を追求するだけではなく、社内外がつながり共創する“発信の場”でありたいという思いを込めています。そのため、複数のイベントスペースやスタジオの設置が特長となっています。お客様、パートナー企業様、そして社員とのコラボレーションを生み出すために、大人数でのイベントに耐えうる大型LEDモニターの活用や、それに見合う音響システムの構築をお願いしました。
14F Conference room(最大4部屋に分割可能)163型×横2面LEDディスプレイ前をステージにした場合、大型映像をバックにインパクトのある会見を実現。合同・分割利用に応じた最適な音響・映像システムと操作環境を構築。
イベントの参加者に限らず、周囲の人たちの目にとまることで、新たなアイデアへの出会いを促すという狙いがあり、スペースに対しての画面サイズ、迫力のある音響にこだわりました。また、イベントがない時間には、風景映像などを流して空間演出を行っているため、高精細な表示品質も追求しました。 現在、多種多様なイベントが開催されており、各スペースの利用率も高く、当初の狙い通りの活用がされていると実感しています。
13F 来客受付 60型×12面マルチディスプレイ ブランドメッセージや来訪者案内を表示
訪れる人を魅了し、ブランド価値を高める体験の場
-実際にシステムを利用してからの評判や評価
「Conference room」では、新本社の移転記者会見を開催し、報道陣を迎えました。従来なら外部会場を借りて行っていたイベントを、オフィス内とは思えない本格的な環境で実現できたことは大きな成果となりました。
「Theater」は、来訪者を最初に案内するスペースとなっており、ブランドメッセージや新本社のコンセプトを効果的に伝える場として、お客様への訴求力向上にもつながっていると社内でも高く評価されています。
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14F Conference room 分割利用時にも対応したスクリーンへの映像投影 -
14F Conference room 機器操作室
運用面では、システムが自動起動・自動終了に対応しているため、停電後の復旧作業も迅速に対応できます。大規模オフィスならではの運用負荷を大幅に軽減できており助かっています。
13F Theater 意匠にこだわりながらもプロジェクター2台から投影される映像がシームレスにつながるよう現場で細かな調整を実施
3つのスタジオは、グリーンバックを用いた映像合成や、資料とカメラ映像を組み合わせた配信など、多様な演出に対応できるよう設計されており、発信コンテンツの幅が広がりました。ラジオの公開収録にも活用し、社員がリスナーとして観覧できるなど、オフィスの魅力をさらに引き出しています。
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19F スタジオ -
13Fスタジオ ラジオの公開収録にも利用している13Fスタジオではガラス壁を挟んだ部屋の外側にスピーカーを追加し、音声を共有できるようアップデート
東和エンジニアリングの“バランス力”が新本社プロジェクトをサポート
-東和エンジニアリングについての評価・要望
大規模な設備導入において、AVシステムは建築的な工事との連携が欠かせません。今回の新本社プロジェクトも、ビルを建てながらAVシステムを導入するという厳しいスケジュールの中で進められました。その中で東和エンジニアリングは、システム面と建築面の両方のバランスを取りながら、さまざまな関係者との橋渡し役を担ってくれたことで、短期間でプロジェクトを成功に導けたと感じています。
導入後も「こういう使い方をしてみたい」という要望に対して、柔軟に提案やサポートをいただいています。今後も「実験場」としてアップデートを重ねながら、より新しい価値を生み出していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
19F Orange stage 最大8分割利用が可能な138型×横2面LEDディスプレイ、65インチ補助ディスプレイ2台も設置
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17F K-cafe 55型ディスプレイ -
17F K-cafe 特注スタンドを利用したサイネージ -
18F K-Dining 55型3面で情報を集中して表示
可搬型ワゴンで映像合成を含む配信が可能
17F K-cafe Event Space 60型×8面マルチディスプレイ
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