成蹊大学
成蹊大学 様
BYODによる誰でも使いやすい
新たなICTシステム活用が
主体的な学生の学びを後押し
成蹊⼤学様は、理⼯学部の新しい教育・研究拠点、さらに全学部の学⽣が⽂理の垣根を越えて交流する場として11号館ラーニングコモンズ TORIUM(トーリウム)を新設されました。「グループ学習エリア」、や「個別学習エリア」、学習成果の発表、イベントを開催できる「プレゼンテーションエリア」、学習⽀援が受けられる「アカデミックサポートエリア」など多様な学びを⽀えるエリアがあり、学⽣の主体的な学習をより加速させる環境となっています。
1Fプレゼンテーションエリア 135インチLEDディスプレイを設置。プレゼン練習やミニレクチャーなど全学部と交流できるイベントが開催されている。
学生のスマートフォンから映像・音響システム操作が可能な『AViot』を導入。
東和エンジニアリングは、明るい室内でも鮮明に映像を映し出せるLEDディスプレイをはじめ、各エリアには学⽣同⼠の交流、主体的な学びを⽀援する映像・⾳響システムを納⼊しました。さらにスマートフォン等のBYODによるシステム操作が可能な『AViot(アビオット)』により授業やプロジェクト活動の発表、 イベントなどで教職員だけでなく、学⽣が⾃由にICTシステムを駆使した学習が⾏える環境づくりを⽀援しました。
エントランスサイネージ151インチ(8:3)相当の横⻑LEDディスプレイで学内インフォーメーションを表⽰。
成蹊大学 法学部教授/
ラーニングコモンズ長
遠藤 誠治 氏と
高等教育開発・支援センター
教育開発・支援課 担当課長 友村 大吾 氏にお話を伺いました。
文理にとらわれず学生同士が積極的に交流する場
学びの文化を変えて、人に伝えられるようになるためのシステムを整備
-11号館ラーニングコモンズ TORIUM(トーリウム)の必要性・⽬的について
⽂系と理系が1つのキャンパスに集合している成蹊⼤学だからこそ、学部にとらわれずに学⽣同⼠が共に学びあえる場としてラーニングコモンズを設置しました。また、学びの⽂化を変えて、積極的に⾏動を起こす学⽣を増やしていきたいと考えました。例えばプレゼンテーションエリアは、⼈前で話すことへの慣れや、筋道⽴てて考えていることの⾔語化、図表化する練習場所として活⽤できます。さらに、ワイヤレスでの映像投影や映像・⾳響システム操作など、学⽣⾃⾝が使いこなして⼈に伝える⼒を育てるための環境を準備しました。
成蹊大学
(左)法学部教授/ラーニングコモンズ⻑
遠藤 誠治 ⽒
(右)⾼等教育開発・⽀援センター教育開発・
⽀援課 担当課⻑ 友村 ⼤吾 ⽒
2Fグループワークエリア/マルチユーススペース
75インチディスプレイを2台設置し、誰も使⽤していない時は学内インフォメーションを表⽰。利⽤シーンによって間仕切ることで個室としても利⽤可能。
ふらっと訪れた学生がおもしろいことを求めてやってくる空間づくり
プレゼンテーションエリアでは、学部の垣根を超えて参加可能なミニレクチャーを開催しています。多様な専⾨性を備えた教員が魅⼒的な講義をしており、⽇頃学んでいること以外も学べる機会になればと考えています。また、インパクトのある⼤型LEDディスプレイを使⽤することで、イベント時には何をやっているんだろうと学⽣の興味を惹くことができます。「ふらっと⽴ち寄ったらおもしろいことをやっている」という期待をもってもらえる場所を⽬指しています。
プレゼンテーションエリア
BYOD活用で教職員だけでなく、
学生のICTシステム活用の幅が広がる
-システムの使い勝⼿や評判
⾃分のデバイスでQRコードを読み込めば、操作画⾯が表⽰されて簡単にシステムを起動できる『AViot』は良いインターフェースだと感じています。『AViot』は2023年から導⼊し、教員が授業で利⽤しはじめ、現在は空き教室であれば学⽣も使えるように運⽤しています。⾃⾝の端末を使う気軽さにより、学⽣にもこれから積極的に活⽤されるようになるのではと期待しています。
2F PJ(プロジェクト)ルーム
Web会議が⾏える映像システムと壁⾯ホワイトボードで活発なディスカッションをサポート。
3Fには約200名が参加できるイベントエリアがあり、講演会、プレゼンテーション、ワークショップなどで利⽤可能。
今後はトーリウムのオープンなエリアで卒論発表会などの開催も考えています。2、3年⽣が⾒に来て、「⾃分の学部の先輩や他学部の学⽣はこんなテーマを研究しているんだ」と通りがかりに⾒てくれるようなことが起こってほしいですね。
ネットワーク障害が起きてもシステムが使えるように操作できるスイッチや、リモコンを常設している。
-東和エンジニアリングについての評価・要望
ラーニングコモンズは、学⽣が⾃由に使えて、⾃分たちの発表や情報発信をする環境が整ってきました。東和エンジニアリングは⼀緒に仕事をしている上でも、何か困ったことがあったらすぐにサポートしてくれて助かっています。安⼼して業務をお任せできるパートナーです。トーリウムをもっと活発に使ってもらえるようなアイデアを学⽣とともに考えていきますので、引き続きサポートをお願いします。また、魅⼒的なシステムがあればご提案いただきたいです。
コワーキングエリアにもサイネージと併⽤利⽤できる75インチディプレイを設置。
利⽤者のBYODでICT設備操作と効率的な運⽤を⽀援する
AViot/AViot Manager
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成蹊⼤学様は、スマートフォンなど利⽤者の端末から映像・⾳響システムをコントロールできる『AViot』を約80室に導⼊されています。利⽤するたびに必要のあったAV ボックス(機器収納架)の鍵の貸出・返却対応をなくし、管理の⼿間を削減。11号館のラーニングコモンズTORIUMにも採⽤し、誰でも利⽤しやすい環境となっています。さらに、システムの利⽤状況の⾒える化や、設備利⽤の問い合わせに遠隔で対応できる『AViot Manager』も採⽤いただき、効率的なシステム管理を⽀援しています。
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[改修前]プレビューモニタやその他操作機器が収納されており、利⽤には収納架の鍵が必要。
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[改修後]マイクやケーブルなど講義で必要な備品のみを保管。
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QRコードを読み込むと、ブラウザ上でAV操作が可能。学内専⽤のネットワークに接続していないと利⽤できない仕組み。
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