明治大学<和泉ラーニングスクエア> 様

主役は学生、「調和」のソリューションが
偶然の出会いを生み出す空間づくりをサポート

和泉キャンパス内に新設された「和泉ラーニングスクエア」は、学生が主体的、対話的に学ぶ新しい学修環境を備えた教室棟となっています。一般的な講義室だけでなく「学びの場」の集合体として、グループボックスと呼ばれる異なるサイズのグループ学修空間やオープンなプレゼンテーション空間であるアゴラ、自習に集中できるカウンター席など、多様な場の中から好きな居場所を選択することができます。壁を感じることなく、偶然の出会いや交流の中で学習意欲を高め合える施設です。

明治大学 和泉キャンパス内の和泉ラーニングスクエア 外観

吹抜けを効果的に取り入れ開放感と各フロアとの一体感を生み出している

吹抜けを効果的に取り入れ開放感と各フロアとの一体感を生み出している

東和エンジニアリングでは、設計段階からご相談をいただき、実践的なデモや意見交換によるサポートを行いました。「調和」をキーワードとしてシステムが目立つのではなく、“主役は学生・学修であり、授業やコミュニケーションに集中できる環境をつくる”を目指しました。さまざまな課題に対応する当社ならではのノウハウを評価いただき、オープンスペース、和泉ホールなど51部屋に映像音響システム、オペレーションシステム、システムをリモート管理する「AViot Manager」などを採用いただきました。

4F「アゴラ」オープンなプレゼンテーションラウンジ

4F「アゴラ」オープンなプレゼンテーションラウンジ
可動型のディスプレイには各⾃が持ち込んだタブレット端末などから映像や資料をワイヤレスで送信・表⽰することができ、グループワークの情報共有や相互評価などに活⽤される。

明治大学 施設課 課長補佐 菅 和禎 氏、
明治大学 和泉メディア支援事務室 事務長補佐 中村 達 氏
のお二人にお話を伺いました。

“人と人”、“新たな学び”との
出会いをつくるキャンパスづくり
-キャッチフレーズ「いま、いちばん必要な教材は、キャンパスだと思う。」について

140周年記念事業として竣工した新教育棟「和泉ラーニングスクエア」をテーマに明治大学がアフターコロナにおける新しい学びの形を伝える言葉です。
急速にオンラインが広がるなど学びの在り方が変化する中で、和泉キャンパスには“人と人”、“新たな学び”との偶然の出会いが促進される工夫や仕掛けをしています。また、アクティブ・ラーニングを推奨することを目的に対話的・主体的な学修スタイルを“学生同士で学ぶ”、“会話しながら学ぶ”、といったことが生まれるスペースにしていきたいという思いを込めています。

今回、廊下から教室などの個室の中の様子が見えるようにガラス張りの空間を特に多く採用しています。そのような中でアクティブ・ラーニングを活発に行っていたり、時には学生がICTシステムを自由に活用してプレゼンテーションをする姿はスマートでかっこいいですよね。学生たちがお互いの学ぶ姿を見る・見られることで意識を高く持つよう触発される効果を期待しています。

明治大学(左)施設課 課長補佐  菅 和禎 氏、(右)和泉メディア支援事務室 事務長補佐 中村 達 氏

明治大学
(左)施設課 課長補佐 菅 和禎 氏
(右)和泉メディア支援事務室 事務長補佐 中村 達 氏

学生同士が協働する場である「グループボックス」

学生同士が協働する場である「グループボックス」

  • 学生が発表する授業での活用が多い「カイダン教室」、机も椅子もなく活用のアイデアが広がる空間

    学生が発表する授業での活用が多い「カイダン教室」、机も椅子もなく活用のアイデアが広がる空間

  • 多くの学生が学ぶ姿が自然と目に入る

    多くの学生が学ぶ姿が自然と目に入る


授業運営を知っているからできる
スムーズな運用開始と将来につながる情報活用
-システムにおける工夫やポイントについて

リアルの出会いを大切にする一方、学び方の自由度を広げるために全教室でハイブリッド授業を可能にしています。カメラとマイクの映像・音声を配信できることは当然ですが、その他教材のオンライン上での共有、操作の簡易化がされており運用開始がとてもスムーズでした。
また、日々活用されているICTシステムですが、実際の利用頻度が不明確でした。そこで今回、「AViot Manager」による各機器の年間稼働率などのデータ取得を可能にしました。教室の効率的な割り振りにも使えますし、将来的なシステム改修の検討においても具体的な数値はとても参考になります。

AViot Manager

キャンパスは友達という一生の財産をつくれる場
-今後の同施設の活用や学生の学びについて

これからは、オープンな場所をさらに積極的にゼミや学生同士の自発的な発表で活用してもらって、通りかかった1年生が興味を持つなどの流れを作り、早い段階で学びに対する興味や面白さを深める良い循環をつくってもらいたいです。

今後ICTが進化を続けても、実際の人との交流が希薄になってはいけません。学生の皆さんには、ICT活用と人との交流を両立して、多くの友達をつくって卒業してもらいたいです。人とのつながりは財産になります。そして、私たちはその機会をキャンパスを通してサポートしていきたいですね。

1F「センターアゴラ」<br>リビングのようにリラックスしながら“学び”と出会える場

1F「センターアゴラ」
リビングのようにリラックスしながら
“学び”と出会える場

3F「ラーニングサポートベース」気軽に学修支援やアドバイスをもらえるスペースで一人で悩まずに学びを進められる

3F「ラーニングサポートベース」
気軽に学修支援やアドバイスをもらえるスペースで
一人で悩まずに学びを進められる

システムは導入して終わりではない
先回りのサポートと技術力に安心を感じる
-東和エンジニアリングについての評価・要望

システムは導⼊して終わりではないので、常に状態をチェックして先回りでサポートをしてくれる東和エンジニアリングの常駐運⽤⽀援スタッフの存在はありがたいです。通常の授業はもちろん、⼊試などのシビアな使⽤状況でも我々の⼿が回らない部分を事前に考えてくれていることも多々あり、とても助かっています。
また、⻑期にわたり、同じ会社で脈々と和泉キャンパスのことを把握してくれていることが問題発⽣の予防につながっています。やりたいことを伝えればすぐに調整してくれますし、時には意⾒やアドバイスをもらうなど、常駐運⽤⽀援スタッフには安⼼と信頼を感じています。今後は、さらに先進性をもちつつもシンプルなシステムを取り⼊れたいと考えています。引き続き⾯⽩いアイデアやチャレンジを⼀緒に実現してもらいたいです。

  • 中教室

  • 中教室

  • 中教室
    新しい“学びの場” を導⼊しながらも、これまでの教室環境も保持し、教員が直感的に操作できるという点も⼤切にした。
    ⼤教室や演習室など規模は異なっても操作性を統⼀し、ユーザビリティの向上を図っている。



  • 597名の収容が可能な「和泉ホール」では、講義やイベント、ハイブリッド授業など、さまざまなシーンに柔軟に対応ができる⾳響・映像システムを整備した。

    597名の収容が可能な「和泉ホール」では、講義やイベント、ハイブリッド授業など、さまざまなシーンに柔軟に対応ができる⾳響・映像システムを整備した。


  • 教員の作業がしやすいようフラットな天板にこだわった操作卓。サイズや卓内の機器配置は運⽤がしやすいようにキャンパス内で統⼀をしている。

    教員の作業がしやすいようフラットな天板にこだわった操作卓。サイズや卓内の機器配置は運⽤がしやすいようにキャンパス内で統⼀をしている。

Information

明治大学 和泉ラーニングスクエア

https://www.meiji.ac.jp/140th/izumi_ls/

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