仙台国際センター 様

日本最大級 2015年「国連防災世界会議」をサポート
全棟が一体となる通訳音声配信システム

仙台国際センター様は、「会議棟」「展示棟」で構成され、ホールや大・中・小会議室を有し、6,000人規模の大規模催事が可能となっています。仙台市のコンベンション開催能力のさらなる向上に向けて、会議や展示会、見本市など幅広く対応できるよう音響・映像・照明、同時通訳などの設備の充実にも取り組まれています。今回、大ホール、会議室、展示室を中心に同時通訳システムをはじめとする会議環境をご採用いただきました。

会議棟 大会議室「橘」 6カ国語同時通訳対応 机上にはBOSCH会議システム「DCNディスカッション」(宮城県 仙台市)

会議棟 大会議室「橘」 6カ国語同時通訳対応 机上にはBOSCH会議システム「DCNディスカッション」(宮城県 仙台市)


課題

大規模国際会議から市民の利用まで
ニーズに応じて臨機応変に対応できる会議環境の構築

採用のポイント

会議棟と展示棟の各部屋に「通訳音声」と「会議映像」を配信
音声多重伝送により配信先でも言語選択が可能

メイン会場に参加者を収容しきれない場合でも、別室に第二会場などを設け通訳音声と映像を配信。
音声多重伝送により、別会場であってもメイン会場と同数の通訳語の中から音声の選択が可能となり、各国の参加者をしっかりサポートできます。さらに、ハイビジョンカメラ撮影による高品質な会議映像と鮮明な音声の融合により、高い臨場感の共有を実現しました。


大会議室「萩」 壇上でもBOSCH会議システムを使用

大会議室「萩」 壇上でも
BOSCH会議システムを使用

導入の効果

各会議室を有効活用、稼働率の高い運用を実現

「国連防災世界会議」では、施設全体を活用して187カ国、延べ15万人以上の参加者を満足させる会場づくりに成功。スケジュールの変更に対しても、迅速に別会場を準備、音声・映像を配信するなどスムーズな運用を行いました。
それぞれの部屋を連携できることで、あらゆる用途や人数に対応可能となり高い稼働率で施設が有効に活用されています。


豊富なノウハウと経験を持つ技術者が国際会議をバックアップ
展示棟 無柱空間の展示室 あらゆる催事に対応可能

展示棟 無柱空間の展示室  あらゆる催事に対応可能

「国連防災世界会議」では、設営・会議立ち会い・撤去までを現場に入ってサポートしました。通常はセンター側の担当者様でも十分対応可能なシステムですが、今回は全体の運営に集中していただき、当社技術者が同時通訳のシステムサポートを担当しました。

想定外の事態も予想される国際会議では、製品そのものの使い方だけではなく、ネットワークを含めた技術的な知識が不可欠です。当社運用サポートは、設計・施工・運用まで一貫したノウハウと経験に基づき、安心をご提供します。


お客様の声

▼導入システムへのご感想
  ・設営時間の短縮が図れた
  ・パソコン上で視覚的に管理・オペレートできるため操作が容易
  ・同時通訳の中継が可能になり開催できる催事の幅が広がりました。
▼当社の評価・要望
  サポート体制の充実に満足しています。改修後すぐに国連防災世界会議が開催されましたが、初めての運用でも安心して活用できました。
▼今後の展開・展望
  平成27年12月の地下鉄東西線開通により、アクセスが抜群に良くなります。仙台市は、これまで以上に利用者に愛される施設運営を進めるとともに、引き続き、積極的に国際会議を誘致して参ります。
(左)同時通訳ブースBOSCH 通訳者ユニット(右)小型軽量タイプのレシーバー(赤外線受信機)と発言用の「DCNディスカッション」

(左)同時通訳ブース BOSCH 通訳者ユニット
(右)小型軽量タイプのレシーバー(赤外線受信機)と発言用の「DCNディスカッション」

会議室外に設置されたプレゼンテーションスペース

会議室外に設置されたプレゼンテーションスペース


TOPIC

あらゆる部屋をメイン会場にできることで
利用者の細やかなニーズに応える

音声・映像の流れ

大ホールから中会議室まで、それぞれの部屋からの音声・映像配信が可能となっているため、催事の規模や目的に応じてメイン会場を自由に選べます。
情報を共有する部屋の組み合わせの幅も広がり、利用者の細やかなニーズに応えた施設提供が可能となりました。

また、レシーバー(赤外線受信機)や会議ユニットは全館で共通利用ができ、部屋に依存しないシステム活用を実現しています。





Information  仙台国際センター http://www.aobayama.jp/

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