共立女子大学・共立女子短期大学 様

オンライン活用の迅速な決断を支援
学びを止めないハイフレックス授業の好事例

  • 共立女子大学・共立女子短期大学様では、2021年2月より「Kyoritsu教学DX推進プラン」として、学習環境のICT化を強化されています。特に新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発令後すぐにオンライン授業の導入に着手し、全講義室にハイフレックス授業設備を設置するなどのシステム構築、学生・教職員への運用支援体制を整備されました。その結果、学生が登校せずとも安心して受講できる仕組みが完成しました。
    今回、東和エンジニアリングでは、ウェブカメラの導入や講義収録・配信を手軽にする操作環境づくり、常駐スタッフによる運用面を支援をしました。

(左)講義室でも自宅でも同一空間にいるような臨場感が得られるハイフレックス授業/(右)オンライン受講でも先生の動きや投影資料をしっかりと確認できる

(左)講義室でも自宅でも同一空間にいるような臨場感が得られるハイフレックス授業
(右)オンライン受講でも先生の動きや投影資料をしっかりと確認できる
 ※取材時の学生との接触を控えるため写真は一部イメージです

共立女子学園 大学企画課、
教務課、情報システム課、
全学教育推進センターの
各ご担当者様にお話を伺いました。

  • 課題

  • 社会状況に応じて授業形態を変更できる
    先生一人でも使いこなせる配信環境の整備

スピーディーな設備導入と簡単操作で
配信・双方向コミュニケーションが
当然の日常になる
使い勝手を変えない運用を実現

急遽のオンライン授業環境の構築となりましたが、必要な映像音響機器、配信システムなどは東和エンジニアリングの協力でほぼすべての講義室に迅速に設置できました。また、常駐運用支援のスタッフが日常的にシステムの点検を行ってくれるため、システムはいつでも最適な状態を保っており、先生がパソコン上で配信開始のボタンをクリックすればすぐにオンラインで授業が配信できる環境が整っています。オンラインであっても見やすい映像・聞きやすい音声により授業の質を担保・向上でき、学生アンケートではオンライン授業について概ね満足であるとの回答を多くもらっています。本学は対面授業を基本としていますが、社会状況や学生ニーズに柔軟に対応できる体制が整いました。

全講義室にウェブカメラをあらたに設置

全講義室にウェブカメラをあらたに設置

■導入の効果
授業の振り返りや板書の再確認もできる
今後は動画の利点をいかした展開も

オンデマンド授業の場合は、繰り返し視聴ができるため理解度が上がるなどの肯定的な評価が多くありました。動画コンテンツなら同一の内容を漏れなく伝えることができるため、今後は全学生必須の教養科目など一部の科目については授業コンテンツの制作も検討しています。さらに、通常の授業も撮影し、反転授業やFD活動に活用する予定です。

本校は、2021年10月から登校を基本とした対面型授業に戻りましたが、万一の場合にはすぐにハイフレックス授業や完全なオンライン授業を実施できるという環境が整っていることで、学生や教職員の安心感につながっています。

講義パソコンでウェブ会議ツールを起動すればすぐに授業配信を開始できる

講義室 操作卓
講義パソコンでウェブ会議ツールを起動すればすぐに授業配信を開始できる


カメラアングルは基本的にプリセットされているが、細かな調整にも対応できるようカメラコントローラーも設置

カメラアングルは基本的にプリセットされているが、細かな調整にも対応できるようカメラコントローラーも設置

授業デジタル化の図

LMS(学習管理システム)と連携した授業デジタル化

東和エンジニアリング 常駐支援スタッフからのコメント

ハイフレックス授業を始めるにあたり開催された説明会に連携をさせていただき、システムの説明だけでなく、先生方の不安やご要望を共有いただくことができました。多くの先生方が積極的に参加されたため、実際の授業開始後は基本的な操作方法では大きな問題なく運用ができました。さらに、常に要望に応えた授業を行っていただけるよう、日々、パソコンの設定を調整したり、細かな使い方をレクチャーさせていただいています。また、各教室の配信用パソコンやカメラの点検、設定が変更されていないかの確認などの見回りを積極的に行い先生が授業開始時に困ることのないようにサポート行っています。通常授業でもハイフレックス授業でも、先生や学生の皆さんが授業に集中できるよう細部に目を配っています。

Information

共立女子大学・共立女子短期大学

https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/

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