京都大学 様

3キャンパスを結ぶ遠隔講義システムで
利便性を高めた教育環境を実現

京都大学 吉田キャンパス(京都市・左京区)

京都大学 吉田キャンパス(京都市・左京区)

京都大学様は、「自由の学風」を建学の精神としている国立大学法人で、吉田、宇治、桂の3キャンパスがあります。
同大学では、これらのキャンパス間を遠隔講義システムで結び、距離を超えた教育環境を実現し、学生の利便性向上に貢献しています。

キャンパス間の移動をすることなく受講できる教育環境を実現
京都大学では、長年アジア諸国を中心に海外の大学との遠隔講義に積極的に取り組まれています。
また、同じ学科や専攻の学生でも、吉田、宇治、桂の3つのキャンパスに分散しており、ひとつの教室で全員が講義を受けることが難しいため、3つのキャンパスを結んだ遠隔講義も行われています。
以前は、各キャンパスを結ぶ光ファイバーを使った映像伝送システムで遠隔講義を行っていましたが、今回のリニューアルで学内の18カ所にHDビデオ会議システムを導入することで、インターネットを使った国内外の大学との接続性を高めています。
また、各教室のAV機器の操作性を統一し、講義を担当する先生一人で3キャンパスを結んだ遠隔講義の操作が簡単にできるようになり、学生や先生がキャンパス間を移動することなく講義が行える利便性の高い教育環境を実現しました。

吉田キャンパスの教室を中心に3つのキャンパスを結んだ授業が行われる
吉田キャンパスの教室を中心に3つのキャンパスを結んだ授業が行われる
遠隔講義を推進されている学術情報メディアセンター 教授 中村裕一 先生
遠隔講義を推進されている学術情報メディアセンター 教授 中村裕一 先生
教室の設備をシステム化 遠隔講義が一人で操作可能

リニューアルされた遠隔講義システムは、先生への負担を少なくし、どこからでも操作ができるように、各教室の設備がシステム化されています。
通常は複数の操作を伴う遠隔講義も、簡単で統一されたタッチパネルによる操作と、各教室のAVシステムが連動することで、先生も学生も講義に徹することができます。
また、黒板だけで授業をされる先生、スライド(パソコン)を使う先生、書画カメラとスライドを使う先生など、先生によって授業で使うツールが異なっても、それらに対応できるようにシステムに自由度をもたせ、必要な機器が使いやすいように機能的にまとめられています。


ひとつの教室で授業をしているような一体感を実現した教室環境
システムには、3つの教室が一体となった授業が行えるように 教室の前方と後方の両方にスクリーンが設けられています。
前方のスクリーンには、学生に提示されるパソコンや書画カメラの映像やタブレットで書かれた文字などが映し出されます。
後方のスクリーンは、先生が見るためのもので、接続されている他キャンパスの教室の映像が映し出されます。
先生は自分のいる教室の学生の姿と他キャンパスの学生の姿を一緒に見ることができ、あたかも同じ教室で講義をしているような環境を実現しました。



教室前方のスクリーンにはパソコンの映像やタブレットで書かれた文字などが映し出される

教室前方のスクリーンにはパソコンの映像やタブレットで書かれた文字などが映し出される

教室後方のスクリーンには他キャンパスの映像が映し出される

教室後方のスクリーンには他キャンパスの映像が映し出される

タッチパネルや書画カメラが機能的にまとめられた操作卓

タッチパネルや書画カメラが機能的にまとめられた操作卓

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