トップ
>
ケーススタディ
> 早稲田大学 戸山リサーチセンター(TRC) 様
オンデマンド授業を採用した授業。
通常授業との組み合せで成果を挙げている
早稲田大学ではいま、文学部を中心にオンデマンド型方式による遠隔協調授業を推進。新しい教育スタイルの創造をめざして、実践的な研究が進んでいる。東和エンジニアリングでは、学内に常駐しているスタッフを中心に、授業運営のサポートから、スタジオでのビデオ、音声の収録・編集、動画コンテンツの作成、先生方へのアドバイスなど、多岐にわたるサポートを行っている。
教育の現場がいまITによって大きく変わろうとしている。DCC(デジタル・キャンパス・コンソーシアム)の取り組みとともに、ネットワークインフラを駆使した新しい教育スタイルの創造をめざして、戸山リサーチセンター(TRC)が発足した。文学部(大学院文学研究科、第一文学部、第二文学部)における教育研究の情報化を手始めに、オンデマンド型方式による遠隔協調学習システム研究とマルチメディア教育コンテンツ研究プロジェクトを推進する役割を担う。その背景には、2001年に文部科学省から「学術フロンティア推進事業」に選定されたことがある。学生がいつでも、どこからでも参加できるオンデマンド授業は、教員に新しい講議スタイルを求め、学生たちの受講スタイルも大きく変わる。東和エンジニアリングでは、専任のアドバイザーを含む常駐スタッフを置き、その運用を支援する体制を整えた。TRC内にはコンテンツ制作用のスタジオ、端末室、演習室などを設置。ビデオ編集システムやオーサリングシステムを使って、オンデマンド授業のアドバイスからデジタルによるビデオ、音声の収録・編集、動画コンテンツの作成、テクニカルサポートまで幅広く行っている。
オンデマンド授業というのは、どのようなものか。大きく3つのタイプに分かれている。全授業をオンデマンド形式で行う“フルオンデマンド型”、通常授業とオンデマンド授業の混合“ハイブリッド型”。そして質疑応答や意見交換が行える“BBS(電子掲示板システム)”である。授業方針で選ばれているが、学会で休講にしなければならない授業をオンデマンド化したり、語学授業で活用することで、効果が現れているようだ。中国語の授業で実施した結果、検定試験の合格率が上がるという報告がなされている。これによって、中国語を履修している1年生は全員がオンデマンド授業を受講することになった。学生たちへのアンケートによると、オンデマンド授業の利点は、繰り返し、自分のペースで学習できるところが良いという回答が多い。学内のPCからはもちろん、インターネットで自宅のPCからでも利用可能だからである。夜間の第二文学部では、毎日出席できない社会人のために威力を発揮している。オンデマンド授業の科目数が拡大しているいま、東和エンジニアリングによる教員への支援はもちろん、講議内容に個別に対応するコンテンツ制作が強く求められている。
先生の数だけ授業があり、オンデマンドに対する考え方も異なる。現在約50名の教員が利用しているが、コンテンツの中身は千差万別である。それだけに、サポートもまた画一的ではすまされない。東和エンジニアリングの常駐スタッフによる一貫した支援。それは、オンデマンド授業の立ち上げ時の先生方へのアドバイスに始まり、収録、動画編集、コンテンツ配信、BBSの管理など、きわめて多岐にわたる。
オンデマンド授業は、戸山キャンパス内の各端末室で、IDとパスワードを使って受講することができる。教室に隣接したMM準備室では東和エンジニアリングのスタッフが待機し、AVシステム、PCを利用する教員や学生をサポートしている。授業運営のサポートもまた、重要な業務のひとつである。常駐スタッフにより、文学部にあるPC、AV機器などのメンテナンスからオペレーションまでをトータルに支援。授業はもちろん、学会、講演会での機器サポートは、先生方からも評価が高い。システムはどんな場合であっても、授業の進行を妨げてはならない。システムの予測できない突発的なトラブルに対しても、迅速で柔軟な対応が要求されるのである。
教育現場での情報化、IT化は、はかりしれない可能性を秘めている。しかし、そこに成功のためのマニュアルはない。オンデマンド授業に早くから取り組んでいるTRCの目標達成のために、全面的にパックアップしていく。そして、大学とともに道を切り拓いていくこと。そこに東和エンジニアリングのミッションがある。先生方が授業や研究に専念できるように、システム運用上の負荷を可能な限り軽減するには、どのような支援を行うのがいいのか。
ハードウェアとソフトウェア、高度なスキルが一体となったソリューションで解決していくことが、ITエキスパート、東和エンジニアリングに期待されているところである。TRC内に常駐していることによって、大学の情報化に参画でき、学内のさまざまな情報に触れることができる。運用支援の形で教職員に近い場所にいながら提案していくことで、潜在的なニーズの具現化が可能。さらに、単なる機器納入だけで終わるのではなく、大学教育を支えるシステム運用上のあらゆる側面から支援し、大学側の課題解決に向けたベストソリューションを提供していく。それが東和エンジニアリングに課せられた使命である。
Information
早稲田大学
http://www.waseda.jp/
ケーススタディ INDEX ▲
このページの先頭へ
Copyright(C) TOWA ENGINEERING CORPORATION All rights reserved.