聖徳学園中学・高等学校 様

ICTシステムは生徒と先生をつなぐパートナー
教科を超えた学び“STEAM教育”で大活躍!

  • 全世界的にものごとを捉え、思考する力を育成すべく「21世紀型教育」を行っている聖徳学園中学・高等学校様に、学園創立90周年事業として13号館が誕生しました。最新のICT設備を充実させ、従来の学校という概念に捉われない“生徒も教職員も共に高めあえる空間”となっています。特に、メインとなる「Learning Commons」は、ガラス張りの空間のため開放感と地域との共存も感じられるスペースです。今回、音響・映像、ICTシステムをご採用いただき、活発な学習を支援しています。

1階 「Learning Commons」 柱の無い広い空間でいきいきとアクティブ・ラーニングに取り組む生徒たち。10年後、20年後も使い続けられる教室となるよう、状況に応じたシステムの入替えやデザイン変更に対応しやすい稼働型、着脱式のシステムを採用。

1階 「Learning Commons」 柱の無い広い空間でいきいきとアクティブ・ラーニングに取り組む生徒たち。
10年後、20年後も使い続けられる教室となるよう、状況に応じたシステムの入れ替えやデザイン変更に対応しやすい稼働型、着脱式のシステムを採用。

同校におけるICTシステム導入、管理・運用のリーダーである 
情報システムセンター長 横濱 友一 氏にお話を伺いました。

  • 課題

  • メンテナンス費用を削減し、時代の変化に応じた
    新しいシステムの導入に注力できるようにしたい

■採用のポイント

13号館全体で無駄のないデザインをオーダー
システム関連の要望をスマートかつキレイにまとめてくれた

システム面での要望は3つ、(1)壊れにくい、壊れてもダメージを最小限に抑える、(2)1本のケーブルでさまざまな情報を送ることができる、(3)既存校舎や今後の工事に合わせられる仕様にすることです。その他、システムを導入したが活用できない、メンテナンスに費用がかかる、などの事態が起きないように学校としてのオーダーをまとめました。
例えば、各教室の機器は共通のユニットで接続できるようしてもらいました。先生方の使い勝手がどの教室でも変わらない、またメンテナンスにも共通の部品が使えるので無駄がなく効率的です。
東和エンジニアリングについては、ユーザー側の要望にきっちり応えてくれるところにメリットを感じています。また、最後まで諦めずに、解決するまで付き合ってくれるのは、我々としては嬉しいですね。

NPO法人多言語センター FACIL 代表 吉富 志津代 氏 (名古屋外国語大学 教授)CISO(最高情報セキュリティ責任者)情報システムセンター長 横濱 友一 氏

CISO(最高情報セキュリティ責任者)
情報システムセンター長
横濱 友一 氏

■導入の効果
アクティブ・ラーニングで育むオープンマインド
加点をする教育にも効果的

アクティブ・ラーニングについては、ライブ感が良い、楽しい、という声が生徒から上がっています。先生が知らないことを生徒が先に見つけることもあり、自らが“学んでいる”という感覚が自己肯定感の向上につながっていると思います。できるかもしれない”というオープンマインドにしてあげること、減点ではなく加点をする教育を我々は考えており、その点でアクティブ・ラーニングは効果的です。
しかし、アクティブ・ラーニングのような学習では、先生は“生徒よりもできる”という考えを捨てなければならない。非常に難しいことですが、役に立つのがICTシステムなんです。新しいシステムや技術は子供たちの方が使いこなすのが早い。操作が分からなかったら生徒に聞くことも大切で、お互いを尊重しあえるきっかけとなります。ICTシステムは生徒と先生をつなぐパートナーとしても必要です。

  • 「Learning Commons」でのアクティブ・ラーニング 先生はアドバイスや見守りを行いながら自主性を支援

  • 鉛筆、消しゴム、iPadが合言葉。情報関連の授業以外でも、タブレットやスマートフォンを利用して学習を行っている

  • グループワーク後には、タブレット端末の画面を電子黒板に表示しながら発表を実施

・「Learning Commons」でのアクティブ・ラーニング。先生はアドバイスや見守りを行いながら自主性を支援(左)
・ 鉛筆、消しゴム、iPadが合言葉。情報関連の授業以外でも、タブレットやスマートフォンを利用して学習を行っている(中央)
・ グループワーク後には、タブレット端末の画面を電子黒板に表示しながら発表を実施(右)

STEAM教育で課題解決能力を身につける

今後は、教科にしばられない学習がとても大事なこと。社会に出てからチームで課題を解決する際には、教科を超えた横断的な知識や判断力が求められます。そこで、STEAM教育が重要になってきます。STEAM教育の推進においても、常に最新のICTシステムを取り入れて生徒たちに刺激を与えながら、教科を超えた授業の展開、カリキュラムの開発・展開に注力してゆくことが我々の役割であり、そこに未来を感じています。

※STEAM教育:SはScience、TはTechnology、EはEngineering、AはArt、MはMathematicsの略で、
これらの分野を越えた探究型、教科横断型の教育のこと

「Art Lab」 (美術・技術室)ICTシステム導入により、CGなどの利用も可能に

「Art Lab」 (美術・技術室)
ICTシステム導入により、CGなどの利用も可能に

  • 「Music Lab」(音楽室)合唱のパート練習にはタブレットの録音機能を活用

  • 「Social Lab」少人数の選択授業で使用。大学のゼミのような授業を展開

  • 「90年記念ホール」300人収容可能。ホールを分割した利用もできるよう、前方、後方にプロジェクターと●●インチスクリーンを設置

・「Music Lab」(音楽室) 合唱のパート練習にはタブレットの録音機能を活用(左)
・「Social Lab」 少人数の選択授業で使用。大学のゼミのような授業を展開(中央)
・「90周年記念ホール」 300人収容可能。ホールを分割して利用もできるよう、前方、後方にプロジェクターと200インチスクリーンを設置(右)

Information

聖徳学園中学・高等学校

https://www.shotoku.ed.jp/

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